あけてました（うえにもう2月ですが）おめでとうございます。
「今年買ってよかったアイテム」系記事への憧れがあるものの並べて語れるようなジャンルが音楽しかなかったので素直に音楽を並べていくこの企画。去年書いて楽しかったので今年も続投します。
例によってが2019年に「買った」音源なので「2019年リリースのもの」ではないです。
『トーキョー・ネコダマシー』少年がミルク
毎年6月、名古屋栄一帯で開催されるサーキットフェス「SAKAE SPRING 2019」にて、推しの出番の前に登場したのがこの「少年がミルク」であった。
少年がミルク"永遠エキゾキッチュ" Official MusicVideo
POP！ キッチュ！ ファニーなアニメボイスのボーカルがクセになる。久しぶりに新規アーティストにどっぷりハマって過去音源もごそっと買ってしまった。ちょうど同じ頃にTravis Japanへもドハマりしてしまったためダンサブルな曲を聴くと脳内でトラジャが踊りだします。
二年連続で「トーキョー」を冠にしたシティーな盤をヘッドライナーにしてることに気づいたけど、去年とのそれとは味わいが全然違いますね。
『リリカルロジカル』耳野めめ
ボカロ・ニコニコインディーズ界隈で活動している娘細胞Pことknee氏のアルバム、を池袋の同人音楽専門店「Tokyo Future Music」でやーーーっとこさ買えた！
うーんレトロでポップでシュールでキュート。良さしかねえ。
『午後の反射光』君島大空
名前と評判だけはうっすら聞きかじっていたところ、推しがゲスト出演する番組を聴くために流していたラジオで選曲されていて評判通りの良さだったので購入。ラジオもふいに出会いをくれるいい媒体ですよね。ラジコエリアフリー万歳。
七尾旅人の再来、といった印象。架空の郷愁。永遠の少年性を感じる。ライヴもいいらしいのでいつかお邪魔してみたいところ。
『この惑星の郊外で』藤田建次
ボカロどっぷり期に世話になってたこんぺいとうPによる「今年の音源」まとめ動画で紹介されていた（当記事はこの動画企画のパk......オマージュである）
鮮烈でいて淡い。子どものころ夏休みに夢中になってプレーした、派手さはないけど雰囲気のよいゲームのサントラのような、そんなものは存在しないはずなのに、そんな気がしてしまう。「実体のない架空の郷愁」みたいなものへの感応がやたら高かった2019年だった。
『FLAT』女王蜂
BL GL NL 勝手なCMばっか流れてるTL
単館系ジェンダームービー
主人公は病むか死ぬか恋に破れるか
http://j-lyric.net/artist/a055895/l046119.html
FLATでいたいと思う。ずっと思っている。
『クソカワPARTY』大森靖子
たしか2014年頃、反フェミニズム的な発言をし（て、やや炎上し）たことがあったと記憶しているが、この盤は完全にフェミニズムの文脈に沿った内容で驚いた。
子供を産んだら女は母親って生き物になるとでも
思ってんの？ どっちがADULT BABY
（中略）
全てを犠牲にする美徳なんて今すぐ終われ
かわいく生きたい
https://www.uta-net.com/song/252269/
恋愛、整形、結婚、出産、にまつわる問題を洗い出す『GIRL'S GIRL』。それらは「"女”の生活」に根付いたもの。
心境の変化があったのか。それは環境の変化によるものだろうか。環境によって目まぐるしく変化する「こうあるべき」「女」という記号に振り回されるおんなが、自分らしく生きたい。かわいく生きたいと宣言する。GIRLはGIRLのもの、自分は自分のものである。こんな当たり前のことを、わかんないとかちょっとどうかと思う。
『Endless SHOCK OST2』
KOICHI DOMOTO 「Endless SHOCK」Original Sound Track 2
- アーティスト:堂本光一
- 出版社/メーカー: ジャニーズ・エンタテイメント
- 発売日: 2017/04/19
- メディア: CD
あの日の推しを思い出してはぼんやりしてしまう。
※このサントラに推しはいません
『PARADE』Hey! Say! JUMP
- アーティスト:Hey! Say! JUMP
- 出版社/メーカー: ジェイ・ストーム
- 発売日: 2019/10/30
- メディア: CD
ジャケットとひっさげツアーのヴィジュアルテーマは『獣と薔薇』、全体のテーマは『パレードがはじまる／パレードは終わらない』という変則的な構成を打ってきたおJUMPさん。アリーナツアーをいろんな事情ですっ飛ばした結果10月リリースとなり、ハロウィンらしいモチーフが散りばめられていてオタク好みの盤といえる、が、まさか最も仮装らしい仮装姿がアレとは思わまぁが。そーゆーところがほのぼのカオスのおJUMPさんたる由縁ある。
楽曲としては個人的に『ウィークエンダー』以来のスマッシュヒット・キラーチューン・シングル『ファンファーレ！』はもちろんのこと、『ミラクルワンダーマジック』と『UTAGE Tonight』が激熱だったのですが、編曲とストリングスアレンジが佐々木の博史でヒィと啼きました。いつか独立記事を立てて語りたいのですが、1stアルバム収録の『すまいるそんぐ』からしばし間をおいて、2018年発売せぶん曲で忍たまEDの『やんちゃなヒーロー』で久しぶりにクレジットへ名を連ねた後『流星の詩』『トレンディーラブ #REIWA』などにも参加しているこの佐々木博史というお方、ある界隈では知らぬ者がいないほどの超・超・超有名人なんですよね。知りたい人はゲームセンターに行ってとりあえずピアノの形したゲームに100円入れてみましょう。ギターとドラムの形したゲームの方は難しいんでよしたほうがいいです。
『和モノ』鳴ル銅鑼
友人「8月のなるどらさんツアーの対バン、しんくうさんだったらこっち遊び来る？」
俺「行く！！」
＞対バン発表！ 真空ホロウとCIVILIAN＜
我々「マジかよ。」
……栃木弾丸ツアー、楽しかったなぁ。
『たやすくハッピーエンドなんかにするな』真空ホロウ
2017年、新メンバーとしてDrumsのMIZUKIが正式加入し、新体制で「3ピースバンド」活動を再開した真空ホロウが、メンバー加入告知と合わせてアップした新曲「おんなごころ」のリリック・ビデオが以下である。
【MV】「おんなごころ」 [Lyric Video] / 真空ホロウ
これが一部界隈で物議を醸した。なぜなら、真空ホロウといえばそれまでだいたいこんな感じ↓だったからだ。
醸しまくるわけである。
2015年夏のメンバー2名脱退から、2度の編成チェンジを経て、真空ホロウは新たな作風を提示した、といえる。この流れについてまとめた上でアルバムの感想をしたためようとしたら『わたしと真空ホロウ』という6年半の想い出の中身がひっくり返って散らばって三万字を優に越しかねない内容になってしまった挙句別界隈に新推しを迎えてしまってそっちに気をとられ、ちんたら書いてるうちにまた編成が変わってしまった。
ぼくの筆が遅いのが全面的に悪いです。ハイ。
最終的に言いたいことをまとめると、
・前作『いっそやみさえ～』は全部この布石。
・作詞担当者の参加によって作品としてまとまった。
・相当おもしろいことをしている。
・「変わっていく貴方の姿どんな形より愛おしい」は真理である。
また改めて書きます。書きますよ（決意）
